1. 1) K・Lynch(1960):Image of the City:MIT Press
2. 2) 芦原義信(1975):外部空間の設計:彰国社
3. 3) 前者は,具体的な調査対象となった人々の経験に基づく実証的研究の結果だが,日常的な体験の蓄積から記憶の中に構成されるイメージとしての空間領域であり,物理的な景観の構成要素との明確な対応関係を追うことは難しい。一方,後者は,物理的な景観要素の特徴に基づいているが,提唱者が考えた規範的な論考の成果であることに加え,建築物の壁面による空間の規定を原理としており,樹木や土地の勾配などより軽微で透過性の高い景観要素の影響を受けると考えられる屋外の空間領域の規定に関する一般的な理論として十分な実証性をもつとは言えない。
4. 4) 伊藤洋典(2020):地域における空間闘争の位相 -空間論の射程に関する一考察として-:熊本法学,149号
5. 5) 材野博司・宮岸幸正(1992):基本構造シークエンス景観と行動シークエンス景観との関係:日本建築学会計画系論文報告集(438),79-85