1. (1) Cf. Roland H. Bainton, “The Left Wing of the Reformation,” Journal of Religion, XXI,no.2 (April 1941), 124-134; Heinold Fast (Hrsg.). Der linke Flugel der Reformation. Glaubneszeugnisse der Taufer, Spiritualisten, Schwarmer und Antitrinitarier. Klassiker des Protestantismus, hrsg. v. Christel Matthias Schroder, Bd. 4 (Bremen: Carl Schunemann Verlag, 1962).
2. (2) 例えば、『歴史と現代における宗教』第三版の「Spiritualisten (religios)」の項目は、この概念をさしあたり、宗教改革期の「熱狂主義者」(Schwarmer oder Schwarmgeister)、一七・八世紀的用法における「狂信家」(Enthusiasten)、さらに一九世紀的意味での「神秘主義者」ならびに「宗教的主観主義者」、などを包括する概念であるとした上で、次のように述べている。「より厳密な意味におけるスピリチュアリステンは、法的に規定された救済施設としての教会、言葉と秘蹟による排他的な恩寵の仲介、キリスト者の信仰と生活に対する唯一の源泉ならびに規範としての聖書の使用、に対する抗議(プロテスト)として理解されなければならない。これに対してスピリチュアリステンは、宗教的生活、思惟、共同体を構成する排他的かつ主要な要素として、霊――神秘主義的に内なる光ないし言葉として把握されるか、あるいはまた理性的にも把握される――を対置する」、Die Religion in Geschichte und Gegenwart. 3. Aufl.
3. (Tubingen: J.C.B. Mohr, 1957), 6: 256.
4. これに対してウルスラ・バーツは、哲学的概念としての「唯心論」をも包含するような、より広い射程をもった概念規定を試みている。Cf. Ursula Baatz, “Spiritualismus,”in Die Ketzer, herausgegeben von Adolf Holl (Hamburg: Hoffmann und Compe Verlag, 1994), 324.
5. (3) Alfred Hegler, Geist und Schrift bei Sebastian Franck Eine Studie zur Geschichte des Spiritualismus in der Reformationszeit (Freiburg i.B.: J.C.B. Mohr, 1892),15.